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日本語教材
「日本語教育ってなに?」「もっと研究を深めたい」「実践的に使える教材を教えてほしい」…こんな人におすすめの最新刊をご紹介します。
日本語教育を知るためだけでなく、読みものとしてもおもしろい本がたくさんあります。
学ぶために読む本
日本語教育の新たな文脈
著者:国立国語研究所編/出版社:アルク/
定価:2940円

「学習環境」「接触場面」「コミュニケーション能力」という3つのテーマからなる本書は、日本語教育の各分野で日本語学習者と接し、現場を見つめている研究者たちによって書かれた。
 本書に集められている11本の論文は、日本語教育政策を担う独立行政法人 国立国語研究所が、「日本語総合シラバスの構築と教材開発指針の作成」という課題のもとに行った調査・研究の成果。平成15年に国立国語研究所の内部報告論文集としてまとめられたものを改訂・編集。
日本語教育を学ぶ
著者:遠藤織枝・編/出版社:三修社/
定価:2520円

 執筆者は、この10年間の日本語教育を取り巻く状況の変化を受け、11年前に出版した『概説日本語教育』を大きく変更して、本書を刊行した。
 本書は、日本語教育の世界を概論的に眺めるもので、特に第1章の「日本語を学ぶ人・教える人」の項では、各種資料によって国内外の日本語教育の状況が示されており、日本語教育を受ける人、日本語を教える人の姿が浮かび上がる。ここには、すべての日本人に知っておいてもらいたい内容が詰まっている。
おいしい日本語 大人のための言語学入門
著者:金川欣二/出版社:出版芸術社/
定価:1680円

 著者の金川欣二氏は、10年前から自らのサイト「言語学のお散歩(マックde記号論)」で、言語学周辺のエッセーを発表し続けている。本書『おいしい日本語』は、そのエッセンスをまとめたもの。
 本書やサイトで金川氏が一貫して主張するのは「正しい日本語なんて存在しない」ということである。金川氏の言葉のなかから、日本語への新たな見方が生まれてくるだろう。
 言葉にかかわる職業につく人は、ぜひ読んでおきたい本である。
新時代の日本語教育をめざして―
早稲田から世界へ発信

著者:宮崎里司編著、川上郁雄・細川英雄著/
出版社:明治書院/定価:1680円

 本書は、多くの優秀な日本語教師を輩出している、早稲田大学大学院・日本語教育研究科の中心的存在である3人の教授による共著。
 2004年4月から2005年3月にかけて『日本語学』(明治書院)誌上に、3人がリレー連載した「新時代の日本語教育をめざして:早稲田大学大学院日本語教育研究科の取り組み」を、一般向けに加筆修正したもの。これから言語文化教育、年少者日本語教育、言語習得を専門に学びたいという人には必読の書である。
日本語教育の現場で使える談話表現ハンドブック
著者:泉子・K・メイナード/
出版社:くろしお出版/定価:2100円

 本書は、教科書にはない、生きた日本語を例に、関連する研究論文を紹介しながら広く「談話分析」の流れを解説する書。中級以上の学習者を教える際に、知っておきたい内容ばかりだ。
 研究の成果の活用が日本語教育の現場においてまだまだ不十分な「談話分析」について、その第一人者である著者は「全体をまとめて解説する参考書が見当たらない」(本書「まえがき」より)と言っている。本書は、まさにその目的のために作られた実践的なハンドブックである。


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教え方がわかる本
はじめての人のための日本語の教え方ハンドブック
著者:田中寛/出版社:国際語学社/定価:2100円

 本書は、初級用テキスト『みんなの日本語 初級』(スリーエーネットワーク)を基本として日本語の教え方を教授するもの。日本語を教えた経験のまだ浅い人を対象とし、そのタイトルの通り「はじめて教える人」でもこれを読めば授業を組み立てていくことができる。
 ここでは、応用的な要素が組み込まれ、たとえば各課には、学習目的、その課で導入する文型、その課で使われる動詞・形容詞・名詞などが示されており、さらにはその課の学習に必要な補助教具までもが指示されている。まさに、至れり尽くせりの書だ。
初級日本語文法と教え方のポイント
著者:市川保子/出版社:スリーエーネットワーク/
定価:2100円

 本書は「日本語を教える人のための文法書」である。これから日本語を教えようという人、すでに教えてはいるが文法の説明が苦手な人などに最適な指導書である。
 本書で取り上げられているのは、初級レベルで教えるべき文法項目69。それらについて「いつ、どう使うか」学習者の視点にたった親切な解説もなされている。図解や練習問題も入っていて、著者自らが30年余りの日本語教授経験の中から作り上げたであろう指導法が、惜しげもなく公開されているのはありがたい。
児童・生徒のための日本語わいわい活動集
CD1枚付き

著者:国際交流基金日本語国際センター/
出版社:スリーエーネットワーク/定価:2625円

 昨今の教育現場では、国内における日本語指導を必要とする子どもの増加に対し、教師たちが慣れない日本語指導に苦戦している。本書には、そのような子どもたちに使える学習活動例が105項目、紹介されている。
 ここでは、初級レベルの日本語を楽しく学ぶ方法を追求したもので、児童・生徒が日本語を使って自分を表現したり、相手を理解したりするコミュニケーション体験ができるように工夫されている。また、コミュニケーションを促す活動も数多く紹介されている。
中上級のにほんご
著者:創作集団にほんご/出版社:創作集団にほんご/
定価:525円(送付の場合は、税・送料込みで600円)

 初級教材にはすでに定着したものがあるが、それを終えた中上級の学習者向けにどのような授業をすればよいかは、現場の教師たちが頭を悩ませるところ。そんな現場の声に応え、日本語教師のお助け本として作られたのが、本書である。
 40ページと薄いが、月刊なので話題が新しく、実生活に即しているのが魅力。教師は、これを素材としてさまざまな授業を組み立てることができるし、学習者自身が雑誌として読むことも可能だ。
>>創作集団にほんごホームページへ


初級を教える人のための
日本語文法ハンドブック(上)

著者:松岡弘監修 庵功雄・高梨信乃・中西久実子・山田敏弘共著/出版社:スリーエーネットワーク/定価:2310円
中上級を教える人のための

日本語文法ハンドブック(下)

著者:白川博之監修 庵功雄・高梨信乃・中西久実子・山田敏弘共著/出版社:スリーエーネットワーク/定価:2520円

 日本語を教えるうえで必要な文法項目が広く網羅されているこの書は、2冊合わせて完成する文法書。
 初級編では、1部では個々の文法項目について、2部では品詞や活用など全体に関わる基礎的なことを記している。また、巻末には個々の文法項目が主要教科書のどこで扱われているかの対応表が掲げられている。
 中上級編は、それぞれの項目が断片的な知識の羅列にならぬよう、体系的に整理し、日本語教授過程全体を視野にいれた記述を意識している。
 学ぶ側、教える側(新米教師でもベテラン教師でも)双方のレベルにあわせて使い分けられるところがうれしい。


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お役立ちサイト
(社)日本語教育学会
海外で教える日本語教師のための簡単レシピ集

>>http://wwwsoc.nii.ac.jp/nkg/kenshu/kenshu-2005new/ks-recipe.pdf

 海外で日本語を教えている日本語教師は、言わば日本人の代表である。日本食を現地の人々に紹介する機会も多いし、作ってほしいと頼まれることも多い。そんなとき役に立つのが、インターネットのサイトから無料でダウンロードできる、このレシピ集である。
 便利な巻末の資料では、国別の国民の好み、日本から持っていったほうがいいものなどがまとめて紹介されており、実際に料理を作る人には参考になる。 >>(社)日本語教育学会ホームページへ


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全養協
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